子どもの誕生日は成長の節目でもあります。特に昔は衛生が悪かったため、多くの赤ちゃんは1歳の誕生日を迎える前に亡くなっていました。そのようなことからも子どもの成長は誕生日に祝う習慣ができたのではないでしょうか?親にとっては子どもが1年1年無事に成長を続けることを祝う日かもしれませんが、子ども達にとってバースデーは特別なものでしょう。パーティーを開いてお友達が集い、親戚が集い、必ずプレゼントがつきものです。さて、世界ではどのように誕生日が祝われているのでしょう?
アフリカ

アフリカといっても広いのですが、全体的に似た傾向があります。それは個人個人の誕生日を祝うというよりは大人への儀式に重きが置かれています。たとえばマサイ族の男子は13歳を境に数年に渡って、狩猟や、兵士となる、など大人になる準備を行います。

アルゼンチン

15歳という年齢が特に祝われます。女の子はワルツをお父さんとあるいは男の子たちと踊ります。年の数だけ耳たぶを引っ張られることもあるようです。

オーストラリア

オーストラリアでも気候のよい地域ではバーベキューをして誕生日を祝います。子ども達は Fairy Bread というバターの上にパラパラとつぶをまぶしたものを食べます。さらにバースデーソングを歌います。

ボリビア

16歳の誕生日は女の子にとって特別で白い服を着て、父親と男の子とワルツを踊ります。

ブルガリア

歴史的に有名な名前、あるいは聖書からの名前がついている子どもはその名前を祝うことも行われるので、誕生日を2回祝うことになります。

カナダ

カナダは地域によって、どこの国から移民が来たかによって誕生日を祝う習慣が異なります。たとえば大西洋側の地域では誕生日の子どもの鼻をオイルでぬって悪い運がすべってつかないようにします。ケベック州では1年たつごとにパンチを受けるそうです。また地域によってはケーキの間に包んだコインを隠すところもあるそうです。

中国

中国では数えで年齢を言う習慣があります。そのため、新年を迎えた段階で1年年をとるという考えでいます。また一歳の誕生日にはものを並べて赤ちゃんが何を選ぶかによって将来を占う習慣もあります。命名を祝う3ヶ月には赤く染めた卵を配る習慣があります。

キューバ

とにかく親戚、父親の会社の人、近所の人たちと子どもの年齢層以外の人も集まり、大勢の人でパーティー会場はにぎわいます。食事、ミュージック、ピナタス(目隠しをしてこれを割り、中からキャンディーなどが出てきます)、デコレーション、プレゼント、ケーキ、ろうそく、ハッピーバスデーソングなど。

デンマーク

誕生日の子どもがいますよ!というサインとして家の外に旗がかかげられます。プレゼントはその子どものベッドの周りに置かれ、朝起きたら一番に目がつくようにします。

エジプト

パーティーには大勢の人が招かれます。そのためケーキも2つ用意されます。家の周りは雪の結晶が続いたチェーンで飾られます。

イギリス

ケーキの中に将来を占うなにかが隠されていることがあります。また誕生日の子どもを年齢分持ち上げ、最後は1回、2回と幸運を祈ります。バースデーカードをあげる習慣はイギリスが発祥地とのことです。

ドイツ

誕生日の朝にろうそくがともされ、それを1日中ともしています。パーティーの始まる前に誕生日の子どもがろうそくを吹き消し、一気に吹き消すことができたら、幸運が宿るといわれています。

オランダ

20歳までは5年単位で ‘crown year’ といって特別に祝います。冠は紙で作られ、たいてい学校の先生がその子のために作ってくれます。

インド

誕生日には新しい洋服が与えられます。色あざやかなその服を着て、お寺や教会にお参りに行きます。子どもはクラスの友達にチョコレートを渡す習慣があります。

イスラエル

子どもの年齢に合わせて子どもが乗った椅子を大人が上げます。そして最後の一つは幸運のために持ちあげるそうです。

イタリア

耳たぶを年の数ほど引っ張る習慣があります。

ジャマイカ

誕生日の子どもは粉をつけられるようです。レゲーの音楽にあわせて歌ったり踊ったりして祝います。

日本

日本も西洋に似て、バースデーパーティー、プレゼント、ケーキ、ろうそくを吹いて消す、バースデーソングを歌うなどが一般的です。しかし、日本ならではのお祝いに七五三があり、実際の誕生日とは別に11月に祝います。

韓国

1歳の誕生日は特に意味があります。たくさんの人が招かれ、お金を渡します。さらに子どもが目の前に置かれたものによって将来を占う傾向があります。

メキシコ

ピナタという動物の形をしたものを目隠しをして誕生日の子どもが割ります。中からはおもちゃやコインが出てきます。

ナイジェリア

バースデーパーティーで行うゲームのひとつに、小包の包装を一枚、一枚まわしながらむいていき、最後に当たった人に中のおみあげが渡されるのがあります。またお金をシャワーのように浴びさせることもあるようです。

ノルウェー

誕生日の子どもの家庭では外に旗をかざるそうです。学校では誕生日の子どもが好きなお友達を選んでダンスを踊るそうです。

ペルー

誕生を記念するプレゼントとして、2つ贈られます。ひとつは品物、そしてもう一つは毎年コレクションとなるピンだそうです。

フィリピン

多くの人を招いて、たくさんの風船でデコレーションをし、気の周りには電飾をかかげて、パーティーが行われます。1日の始めには成長を感謝するために教会に出向きます。

ロシア

バースデーケーキの代わりにバースデーパイが出されます。プレゼントはたいてい質素なもので先生は子どもに消しゴムや鉛筆、また友達は手作りのものをプレゼントします。

サウジアラビア

誕生日は基本的には祝いません。ただし、宗教にまつわるお祝いの日があります。

スーダン

都会の子ども達は誕生日パーティーなどをして祝いますが、地方の子ども達は特に祝う習慣がありません。パーティーではケーキのほかに赤いハイビスカスの花を入れたパンチを飲みます。

アメリカ

誕生日パーティーを開く場合、招待状がまず送られます。当日はプレゼントを持ってくるのが一般的です。ゲームなどをして過ごし、最後にはケーキに年齢の数だけろうそくを立てて、バースデーソングを歌って、誕生日の子どもはお願いを心に決めて、一気に吹き消します。
テーマを決めて、そのテーマに沿ったパーティーに必要なものをそろえたり、風船などで装飾をします。たとえばテーマがキティちゃんだとしますと、招待状も、テーブルクロスも、パーティーハットも、ペーパーナプキンも、カップも、紙皿もすべてキティちゃんにそろえることができます。アメリカではこのようにパーティーに関するものを売っている専門店すらあります。色のテーマもキティちゃん色となります。
帰り際では loot bag といってちょっとしたおもちゃなどを入れたお返しを来客に渡します。

ウルグアイ

誕生日の歌を歌った後に周りの人々は誕生日の子どもの肩をさわったり、頭を触るそうです。

ベトナム

自分の誕生日を知らない人もいるというベトナム。ここでは数えが取り入れられていて、新しい年を迎えるとその段階で1年年齢が増すと考えられています。そして 子ども達は赤い封筒に入ったお金をプレゼントとしてもらうそうです。

世界の誕生祝を調査し、気づいたことがいくつかありました。その国の特徴があるものの、必ずしもすべての人がその習慣を受け継いでいるわけではなく、自然と時代と共に形が変わっていったり、祝うことをしなかったり、各家庭で形を変えていったりとこの国は絶対にこれという祝い方は決してないということをまず伝えたいと思います。さらには裕福な家庭とそうでない家庭、都会と地方、宗教によってまた違っています。 国によっては、個人の誕生日を祝うのでなく、その年にある年齢に達した子ども達をまとめて祝う、あるいは大人への儀式として、迎え入れる国もあります。日本の成人式と同じようにです。日本の七五三と同じようにです。 ほとんどどの国でもと言ってよいほど、食べ物は登場していました。そして歌と踊りもパーティーを盛り上げるものでした。デコレーションもお花やフルーツなどを飾って盛り上げていました。プレゼントも欠かせません。 多くの国で赤ちゃんの誕生、あるいは最初の1年は特別なお祝いがありました。教会やお寺に出向いて神様からの祝福を受ける習慣のある国も多くありました。